2年以上勤めた美容外科クリニックを退職しました。
今は美容外科を離れて、保険診療の仕事に戻っています。どこかの病院に常勤で所属するのではなく、いくつかの病院で週3〜4日働く、いわゆるフリーランス医師。かっこ悪く言うとただのフリーター。
なぜ美容外科を辞めたのか、今後美容外科の道を考えている医師に参考になればと思い書いておきます。
美容外科を辞めた理由
理由はいくつかあるけれど、いちばん大きかったのはシンプルで、僕には美容外科の世界があまり合わなかった。
続けるには「テイカー気質」が必要
働くなかで感じたのは、美容外科を続けるにはある程度の「テイカー気質」が必要だということ。
ここで言うテイカー気質は、利益や成果を積極的に取りにいく姿勢のこと。ようは「搾取気質」のこと。
結局、美容外科業界は資本主義社会なので、売り上げがもっとも大事。
ホスト・キャバクラや不動産営業の世界と同様で、顧客が損してでも自分の利益につなげる姿勢がある程度必要だし、それを苦にしない人が気質的に実際適性があると思う。
そして僕には、その気質が正直ない。
よく言えば、優しいのかもしれないし
悪く言えば、甘っちょろい性格ともいえる
実際、仕事を続けていくうえで、院長やカウンセラーとも価値観が合わず、それが少しずつ負担になっていった。
こういったのは、すべてのクリニックに言えるわけではないが、9割の美容クリニックにある程度当てはまることだと思う。
競争が激しくなっていく世界で、頑張り続けられるか
もうひとつ気になっていたのが、競争の激しさ。
美容外科に進む医師は年々増えているし、2026年の今でさえ、僕の実感としてはかなり飽和してきている世界。
そのなかで、あまり合わないと感じている場所で頑張り続けるのは、負担が大きいなと思うようになりました。
向いていない部分を無理に変えてまで、この働き方を続けたいのか。
僕の答えは「いったん離れて、別の働き方を選んでみよう」でした。
現在の働き方について
現在は、複数の病院で保険診療の仕事をしている。週3〜4日、平均すると週3.5日くらい。常勤医ではなく、非常勤、いわゆるバイト医という形。
| 美容外科時代 | 今 | |
|---|---|---|
| 診療 | 美容外科(自費) | 保険診療 |
| 勤務形態 | 1つのクリニックに所属 | 複数の病院で非常勤 |
| 勤務日数 | 週5~6日 | 週3〜4日(平均3.5日) |
医師の働き方というと、どこかの病院に常勤で勤める形をイメージする人が多いと思います。でも、今の僕にはこのくらいの勤務日数が合っている。
週3〜4日の診療で、生活の土台になる収入を確保する。残りの時間は別のことに使いたいと思っています。
具体的な1週間の組み方や収入の目安は、別の記事にまとめました。
非常勤を掛け持ちするフリーランス医師の1週間|働き方と収入のリアル
保険診療に戻るときに気になるQ&A
●収入は美容外科時代と比べてどう変わったか
⇒こちらは週3.5日で働いている割に思ったほど減っていません。
●保険診療の感覚(外来の回し方、保険の算定、画像の読み方など)は、すぐ戻ったか
⇒これは意外とすぐに戻ります。1か月もあればほぼ9割ほど戻ります。
●常勤に戻るという選択肢は考えたか。考えたなら、なぜ非常勤にしたか
⇒常勤のメリットは実はあまりありません。なにを求めるかにもよります
●美容外科で身についたもので、今も役に立っていることはあるか
⇒美容外科手技で役立つことはほぼありません。むしろ形成外科医としての知識が役に立ってます。役立つことは、しいて言えば外来での礼儀や丁寧な診察の姿勢でしょうか。
美容外科に向いているかどうかの目安
いまから美容外科医になるにあたり、もっとも大切な資質はある程度の「テイカー気質」。
人間の気質は、遺伝子レベルと幼少期の環境で決まってくると僕は考えています。
その上で、僕が最近参考にしているのは「四脳分類」。

こちらで「観察者タイプ」または「支配者タイプ」の方は美容外科医として適性があると考えます。ちなみに僕は美容外科医の高●先生は観察者タイプ、細●先生は支配者タイプとみています。
収入の土台を持ちながら、次のことに挑戦したい
しばらくは、週3〜4日ほど保険診療をする今の働き方を続けるつもりです。
そのうえで、SNSでの発信や別の事業、クリニックの開業など、いくつかの選択肢を同時並行で考えて、動かしていきたいですが、2026~2027年で最も力を注ぎたいのは「体づくり」。ようは筋トレとバドミントンですね。
まずは身体をしっかり作るという土台を作ったうえで、SNS発信や事業なども進めていきたいと考えています。
これからの時代、身体づくりがもっとも大事と読んでいます!
まとめ
- 美容外科を辞めた理由は、僕には「テイカー気質」が足りず、合わなかったから
- 競争が激しくなる世界で、合わない場所で頑張り続けるのは負担が大きいと感じた
- 自分を場所に合わせるより、自分に合った場所を見つけるのが最適解
- 今は複数の病院で保険診療の非常勤。週3〜4日(平均3.5日)
- 時間と気持ちに余裕ができて、筋トレやバドミントン、次の仕事の準備に使えている
- 辞めるなら、収入の土台の見通しを持ってからが安心
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