気が付けば2023年もあっという間に過ぎてしまった。今年は少し変化の多い年でしたが、2024年は今年以上に変化の多い年にしたい。
1~3月 入職の決定/初バイト
美容分野への転身のため、まずは形成外科医としてスタートすることになり、7月からの入職が決定する。
3月~6月にかけては、整形外科医としてスポットバイトで休日のクリニック外来を行った。
急性期病院の整形外科医は基本手術三昧で外来業務は二の次、三の次になりがちだが、年齢を重ねるごとに外科医としての職務は外来業務がメインになることが多い。
検査機器がそろっていないクリニックレベルでの外来業務は普段経験することができないので、特に勉強になった。また、クリニックだと相談相手がいない中での業務になるので、不安と緊張感の中で仕事を行うことは将来クリニック開業を予定している自分にとっては良い経験になった。
4~6月 形成外科学会出張/引っ越し
4月は形成外科学会総会に参加、、、。と言いたいところだが、実際はほぼ参加せずに長崎&福岡旅行に徹した。
学会自体は後日オンデマンドで参加。
2024年の総会は長崎で行われたが、期間中に軍艦島観光で軍艦島に上陸できたことはとても運がよかった。
初の福岡旅行で福岡駅~博多まで2時間かけて徒歩で観光したが、これから発展しそうな福岡の街並みがとても印象的だった。飛行場も近いし、駅から遠ざかれば空いた土地があり、これから金融センター誘致が福岡に決定すれば、30年後は今以上に魅力的で国際的な都市になりそう。
余談ですが、2023年の整形外科専門医試験をChatGPTに解かしてみるという実験を行いましたが、まだいまいちでしたね。
個人的にはYoutubeで全く再生されなかったのがちょっとショックでした。
世間が求めているものと自分の感覚にギャップをかなり感じましたね。
6月下旬は埼玉へ引っ越し。
引っ越し料金は、引っ越し本舗に依頼したところ、すべて合わせて6万ジャスト。あまりの安さに一発OKした。
7~9月 形成外科医としての生活
7月は初めての形成外科での仕事。
7月の1か月は分からないこともかなり多く、濃密な1か月を経験できた。
9月頃までは初めて聞く単語ばかりだったのが、新しいことを学ぶ上で初めの3か月は成長曲線がかなり高いことを実感した。
一方で、大学勤務という理不尽な労働に対する不満と、本来美容を学びたくて入局したものの、形成外科臨床で美容を扱うことがほぼないことのギャップから、2024年からは美容クリニックに転職することを決意する。
医師10年目にもなって、無給労働とか雑用仕事なんていう時間の無駄をしてる場合じゃないんだよ。
10~12月 美容クリニックの見学/継承物件
10月、11月と某美容クリニックの見学へ。来年以降の就職活動を開始する。
美容業界は臨床現場と違って、SNS戦略などのマーケティングに費やさなければいけない時間も多い。
また、直接お金と結びつく業界であり、病院務めというより一つの一般企業に属している感覚と近いかもしれない。ただ現場で医療提供だけしているだけの臨床医にとっては、こういう世界は学びが大きい。
同時並行で、美容クリニックに勤務出来なかった場合の世界線も考えて、クリニックの継承物件も探す。そもそも自分がやりたいことはクリニック経営ですので。
開業を検討してみて感じたのは、結局クリニック開業もマーケティングがすべて。
個々の力量とか技術、人柄も大事だけど、一番大事なのは「求められている場所で医療を提供すること」。
ようは、競合が少ない場所で開業するということで、それが難しければ他と差別化を図るというマーケティングの基本を押さえることが重要だということ。
普段臨床医として研鑽を積んでいると、どうしも考えがタコつぼに入りがちで、世間から求められていることが分からなくなってしまう。
今回の開業検討については、こういった医療従事者目線から一歩ひいた広い視点が持てたことがとてもよかった。
2024年の課題
2023年は転職・転勤、引っ越しという生活の転換も出来た。
去年目標にしていた、「動画コンテンツの視聴時間の削減」という課題も多少だが達成できた気がする。
今後、美容分野知識を約3年かけて学習し、今後に活かす予定だが、2024年はその足がかりとしたい。また、医者としての仕事だけでなく、以前からやりたかった起業分野にも徐々に挑戦していく。
同時に、肉体作りも本腰を入れたい。
ここ3年くらいは小食・断食などを行って体形は維持できているものの、筋肉量が減ってしまった。課題達成のために必要なテストステロンを増やすという意味でも、心身ともに変えていくことが2024年の課題。
コメント