末節部での指切断でよく使われるSubzone分類。玉井分類も使われるようですが、日本だとSubzone分類が有名です。
固有指動脈は DIP 関節より末梢の爪基部レベルでアーチを形成(distal transverse palmar arch)します。
Subzone分類は、指尖部の切断部位によって4つに分類されます。
石川浩三:手指末節切断に対する新しい区分法(Zone 分類)―血管吻合の適応とその限界レベルについて.日本マイクロ学会誌 1990
subzone Ⅰ・・・終末枝の分枝 レベル
subzone Ⅱ・・・終末枝 レベル
subzone Ⅲ・・・ distal transverse palmar arch 部 レベル
subzone Ⅳ・・・固有指動脈 レベル
SubzoneⅡまでは縫合可能といわれていますが、最近だとスーパーマイクロの技術があればSubzoneⅠでも縫合可能との話もあります。
ちなみに爪基部より末梢では神経が回復しやすく、知覚が戻りやすい。
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