起業アイディア1.0→3.0まで
〇起業アイディア1.0「プロダクトアウト発想」とは
→自身が提供できる技術、ノウハウ、サービスなどのプロダクトをもとに起業ネタを考える方法。
俗にいう、旧来型の起業アイディア方法。
①対象=何で、どのようにを決定、②対象の価値を検討(顧客の課題解決)、③価値が解決する課題を考える、④課題を抱える顧客を考える、⑤収益化を考える からなる。
〇起業アイディア2.0「マーケットイン発想」とは
→マーケットのある市場から逆算して考える。誰も気づいていない課題や規制緩和や新技術などでライフスタイルが変化する際に有効だが、競合がでやすいのが欠点。
少し前の起業アイディア。青〇王子とかはこれ。
①課題を検討、②顧客を検討、③解決策を検討、④提供方法を検討、⑤収益化を検討の順番。
〇起業アイディア3.0「コンペティターシフト発想」 とは
→競合がいる市場で、すでにあるサービスの「誰に」、「何を」「何で」「どのように」「誰から」の5つのうち一つ以上を変えて差別化を図る。
この本では、この「コンペディタ―シフト発想」のアイディア捻出方法を勧めている。
起業アイディア3.0の手順
起業アイディア3.0の手順は言葉で表せばシンプル。
手順
①発想の素となる競合他社のサービスを選択する
②「誰の=顧客」「何を=課題」「何で=解決策」「どのように=提供方法」「誰から=収益化」のどこを変えるか考える
②のどこを変えるかのポイントを以下のようにまとめている。
◯「誰の」を変える方法
→「解決策」が提供する価値を考えてその価値を求める人は誰かを検討してアプローチ。or誰かを変えてその解決策についてどのような価値を感じるかを考えるアプローチ。 「誰の」を変えた後に他の4要素の整合性があるか検討する。
◯「何を」をかえる
→①新たな課題を探す方法。②優先順位を変える方法。の2つ。
◯「どのように」をかえる
顧客に対して一番良い提供方法になっているかが大事。細分化して考えると良い。
◯「誰から」をかえる
①お金を払う人を変える ②支払い方法を変える
ビジネスに必要な視点
①ストーリー
②競合の視点と優位性
③目標と市場規模
④採算性
⑤実現性
①ストーリーとは経営資源
=人物金情報を集めるために周囲の共感を得る、自分自身が本当にこのビジネスをやりたいかが見えてくるため重要。
ストーリーは ①世の中に必要とされるか、②自分がこのビジネスをやる理由はなにか③優位性があるかそれが続くか
を考える。
以下、考え方でのポイント。
・競合には目的を達成するための手段としての競合と同じジャンル内での競合の2種類いる
・優位性は細分化して比較する。1点において競合より優位なら選ばれる
・一番になる方法は要素を細分化して細かい部分でナンバーワンになる方法と市場を切り分け、そのエリアでナンバーワンになる方法がある、
・起業の目標を明確にする。起業によって実現したい世の中と自分を書き出す。
・顧客ニーズ把握のプロセス
①ターゲットを明確化
②顧客が課題を抱えているか、現状の対策は何かを確認
③商品、サービスを評価してもらう
④事業拡大の仕組みを作る
起業アイディア発想のコツ
・多くの商品やサービスはベストな状態となっていないため、ベストな状態になっているかを考えることで新しいアイディアにつながる。
・どんなことでも意味づけして考えてみる
・細分化してみる
・編集する=加える、のぞく、交換するの3つの方法を試す。
・極端にしてみる
・真逆にしてみる
・起業に大事なのは、世の中になくて自分しかいない、自分がやるべきだという使命感。どのような世の中を作りたいのかという原点に戻るのが大事。
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