一般の医者は食に詳しくない
医者が教えるよい食べ物○○
医者が教える健康食○○
医者がおすすめの食○○
など。
Youtubeやブログでよく見かけます。
そして、○○先生が言ってたから、、と高齢者の方もよく言います。
が、私自身医者ですが、正直言います。医者の食知識はほぼ素人並み。
当然と言えば当然ですが、栄養士さんの方がよくわかっています。
もちろん、勉強したり専門にしたりしている先生は違うと思いますが、少なくとも一般Drはこんなもんです。
医者がせいぜい知っているのは、塩分が多い食事や糖質が多い(カロリーが多い)食べ物、食物繊維が多い食べ物などなど、なんとなく知っているだけ。
整形外科であれば、ビタミンDの多い食品などですかね。
なぜ医者は食に詳しくないのか?
結論を言うと、‘‘習わない‘‘からです。
もちろん多少は習いますけど、あまり重要視されて習いません。
医学部のカリキュラムや医者の学ぶ内容自体もですが、
主訴(患者の訴え)
↓
病気の鑑別
↓
それぞれの疾患に対する治療
と言った流れを学び、研究することがメイン。
この前段階の‘‘予防医学‘‘は重要視されません。
重要視されるのは、製薬が絡むものだけ。
例えば、ワクチンだったり、骨粗鬆症薬だったり。
自分自身、医者になって数年になりますが、特に疑問を持たずに仕事をしてきました。
しかし、よくよく考えるとこれっておかしいですよね。
健康の基本
健康の基本は、食事・睡眠・運動。
であることは、ほぼ常識。
そして、健康要素の1/3を占める食事は、重要な要素とも言えます。
最近では、Fasting (断食)なども話題になり、健康への関心も高くなりつつあります。
食に対する個人的考え
食を検討する上で大切なこと。
それは、“個体差があること“
特に、論文・文献などは海外のものが多いですが、白人と日本人ではそもそもの身体の構造が違います。
それに同じ日本人であっても、性別、体格、素因、生活スタイルなどでも食事の合う合わないは変わります。
客観的なデータと実際に自分で試してみての主観が大
主観なんてプラセボ効果もありあてにならないというのはごもっともですが、食に関しては主観も大事だと考えます。自分なりの正解を探していきましょう。
文献を信じ過ぎない
多くの研究者、医者は文献というものを妄信しています。
海外文献なんてそもそも身体構造が異なる欧米人です。
もっといえば、文献などのデータはある程度操作できるし、結論ありきの文献も多数あります。
しかし客観的なデータではあるので、程よい距離を取りつつ文献ともお付き合いしましょう。
オーガニックについて
‘‘添加物が悪い‘‘というのは、文献的には一概に白黒はっきりしない部分でもありますが、日本の一般Drが添加物についてほぼ知らない、もしくは都市伝説的だと思っていることはよくありません。
アメリカのオーガニック市場は日本の30倍の規模があり、重要視されています。
また、歴史的にも日本には大事な情報は入ってこない構図になっています。
世界的な流れも汲みつつ、情報を得るのがよいでしょう。
今後、食についての知識が深まれば、共有していきたいと思います。
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