問 26 高齢発症の関節リウマチについて正しいのはどれか.
a 早期からの可及的安静が必要である.
b 若年発症と比較して抗 CCP 抗体陰性率が高い.
c 日本では 20 年前から発症年齢が変化していない.
d 若年発症と比較して関節破壊の進行が緩徐である.
e 初期治療には低用量の副腎皮質ステロイドを使用する.
解答:b
ChatGptの解答:b
解説:a;そして寝たきり老人を増やそう、、笑、d;発症年齢、平均年齢ともに緩徐に上がっている、e;まずはMTX
問 27 抗体の胎盤通過には胎児性 Fc 受容体との結合が必要であるが,次の TNF 阻害薬のうち結合力が最も弱いのは
どれか.
a ゴリムマブ
b アダリムマブ
c エタネルセプト
d インフリキシマブ
e セルトリズマブペゴル
解答:e
ChatGptの解答:c
解説:まあ一番新しい薬ですし。
問 28 72 歳の男性.左膝の疼痛で受診した.1 週間前から左膝の腫脹を自覚し,2 日前に激痛を生じて歩行不能となった.左膝に著明な熱感と膝蓋跳動を認めた.意識清明.身長 156 cm,体重 43 kg.体温 37.1℃,脈拍 72/分,整.血圧153/95 mmHg.血液所見:赤血球 550 万/μL,Hb14.3g/dl,Ht49%,白血球 9600 /μL,血小板 33 万/μL.血液生化学所見:アルブミン 3.6 g/dl,尿素窒素 29 mg/dl,クレアチニン 0.8 mg/dl,尿酸 5.6 mg/dl,RF 28 mg/dl,CRP 4.2 mg/dl.両膝関節の外観と左膝単純 X 線正面像を示す.確定診断のためまず行うのはどれか.
a CT
b MRI
c 超音波
d 関節液検査
e 血清中抗 CCP 抗体価測定
解答:d
(ChatGptの解答:d)
解説:特になし
問 29 オクロノーシスについて誤っているのはどれか.
a 常染色体顕性遺伝疾患である.
b 変形性股関節症の原因になる.
c 耳介軟骨の黒色化が認められる.
d アルカプトン尿症が原因である.
e 心血管障害に注意が必要である.
解答:a
ChatGptの解答:b
解説:オクロノーシスは先天性アミノ酸代謝異常の疾患であるアルカプ トン尿症によって起こる病態であり、臨 床的には中年期以後に関節症あるいは脊椎症を呈して病院を受診し、偶然に発見されることが多い。常染色体劣性遺伝。
問 30 急性型の区画症候群(コンパートメント症候群)について誤っているのはどれか.2 つ選べ.
a 強い自発痛を伴う.
b 緊急筋膜切開を行う.
c 動脈拍動を触知できれば本症候群は否定できる.
d 下腿浅後方区画に発症した場合,ヒラメ筋が障害される.
e 前腕掌側区画に発症した場合,手指の他動伸展により疼痛が軽減する.
解答:c,e
ChatGptの解答:c,e
解説:標準整形外科より↓
問 31 2 歳 3 か月の男児.生後10か月で歩行開始したが,その頃からO脚があり2歳を過ぎても改善を認めない.両下肢単純X線正面像を示す.最も考えられるのはどれか.
a くる病
b Blount 病
c 生理的 O 脚
d 先天性下腿弯曲症
e 骨幹端異形成症 Schmid 型
解答:b
(ChatGptの解答:a)
解説:特になし
問 32 Kienböck 病について正しいのはどれか.
a 女性に多い.
b 保存療法は推奨されない.
c 痛みを伴うことは稀である.
d 尺骨 minus variant 例に多い.
e 単純 X 線像で月状骨に骨棘形成がある.
解答:d
ChatGptの解答:d
解説:特になし
問 33 2歳8 か月の男児.1週間前に母親が両母指の伸展制限に気がついた.IP 関節の他動伸展は両側ともに約-60°で,MP関節掌側に硬結を触れる.正しいのはどれか.2つ選べ.
a 痛みを伴う.
b 保存療法が有効である.
c 弾発現象を伴うことがある.
d 他の先天異常を合併しやすい.
e 原因として伸筋腱の欠損や機能不全が疑われている.
解答:b,c
ChatGptの解答:b,e
解説:強剛母指。5、6歳くらいまでは保存科料で様子見る。
問 34 11歳の女児.半年前から運動時に左足関節後内側部痛がある.内果後下方に膨隆があり,同部位に強い圧痛を
認めた.また,内がえし可動域が制限されていた.左足関節単純 X 線側面像を示す.正しいのはどれか.2 つ選べ.
a 感覚障害は生じない.
b CT が診断に有用である.
c 足底挿板による保存療法は推奨されない.
d 足関節を強制的に底屈させると痛みが誘発される.
e 腓骨筋痙性扁平足(peroneal spastic flatfoot)を合併する.
解答:b,e
(ChatGptの解答:b,e)
解説:三角骨障害、、?
問 35 生後9日目の女児.第1子として在胎 39週 3 日,頭位正常分娩で出生した.新生児健診で左股関節の開排制限を指摘された.股関節の開排は右が80°,左が 60°,Allis徴候は陽性(左膝が右膝より低い)で,クリック(整復感)は認めなかった.Graf 法による股関節超音波検査画像を示す.初期対応で正しいのはどれか.
a 徒手整復
b 観血的整復
c 頭上方向牽引
d 抱き方など育児指導
e Pavlik 法(Riemenbügel 法)
解答:d
(ChatGptの解答:e)
解説:graf分類でⅡ度程度。
問 36 次の骨粗鬆症治療薬のうち骨形成促進作用のある薬剤はどれか.2 つ選べ.
a デノスマブ
b ロモソズマブ
c テリパラチド
d ラロキシフェン
e ゾレドロン酸製剤
解答:b,c
ChatGptの解答:b,c
解説:特になし
問 37 X連鎖性低リン血症性くる病の血液検査所見について正しいのはどれか.
a カルシウム高値
b アルカリホスファターゼ低値
c 副甲状腺ホルモン(PTH)高値
d 25-水酸化ビタミン D (25OHD)低値
e 線維芽細胞増殖因子 23 (FGF23)高値
解答:e
ChatGptの解答:e
解説:特になし
問 38 悪性化を考慮する必要がある疾患はどれか.3 つ選べ.
a Ollier 病
b 類骨骨腫
c Maffucci 症候群
d 非骨化性線維腫
e 遺伝性多発性外骨腫症(多発性軟骨性外骨腫症)
解答:a,c,e
ChatGptの解答:a,b,c
解説:特になし
問 39 悪性軟部腫瘍を考慮すべき所見はどれか.3 つ選べ.
a 多発性
b 弾性軟
c 5cm 以上
d 深部発生
e 可動性不良
解答:c,d,e
ChatGptの解答:c,d,e
解説:特になし
問 40 10 歳の男児.転倒して右手をついてから右上腕に痛みを生じたため受診した.右上腕単純 X 線像を示す.今後
の対応として正しいのはどれか.
a 保存療法
b 切開生検術
c 化学療法
d セメント充填術
e 広範切除術
解答:a
ChatGptの解答:a
解説;繊維性骨異形成、、ですかね?
問 41 骨転移について正しいのはどれか.2 つ選べ.
a がんロコモの原因とはならない.
b CT は骨梁間型病変の検出に優れている.
c 肺がんの骨転移治療において骨修飾薬は骨関連事象を抑制する.
d 過去に外照射を受けた骨転移の痛みの緩和に再照射は有効である.
e 長期予後が期待できる場合でも人工関節置換術を行うことは推奨されない.
解答:c,d
ChatGptの解答:b,c
解説:特になし
問 42 Guillain-Barré 症候群について正しいのはどれか.
a 女性に多い.
b 感覚障害を主徴とする.
c 上気道感染後に発症する.
d 神経因性膀胱は起こらない.
e 脊髄前角細胞の変性が関与する.
解答:c
ChatGptの解答:c
解説:e;末梢神経の障害
問 43 Parkinson (パーキンソン)病について正しいのはどれか.
a 脊髄症を合併する.
b 首下がりを呈する.
c 間欠跛行を呈する.
d 動作時振戦を認める.
e 中枢神経系の髄鞘が障害される.
解答:b
ChatGptの解答:d
解説:特になし
問 44 二次骨折予防のための Fracture Liaison Service (FLS)の 5 つの要素について誤っているのはどれか.
a 対象患者の特定
b 一次骨折リスクの評価
c 投薬を含む治療の開始
d 患者のフォローアップ
e 患者と医療従事者への教育と情報提供
解答:b
ChatGptの解答:e
解説:骨折リエゾンサービス(FLS)とは、さまざまな職種の連携により、脆弱性骨折患者に対する「骨粗鬆症治療開始率」「治療継続率」を上げるとともに、転倒予防を実践することで二次骨折を防ぐ取り組み。
問 45 ロコモティブシンドロームについて誤っているのはどれか.
a ロコモとフレイルでは密接な関係がある.
b ロコトレは筋力とバランス能力の向上が期待できる.
c 7 つのロコチェックで1つでも満たせばロコモの可能性がある.
d 「子どもロコモ」は明確な基礎疾患のない小児の運動器機能異常をいう.
e ロコモ度テストのロコモ度1と3ではロコモ度1の方が機能で低下している.
解答:e
ChatGptの解答:e
解説:特になし
問 46 腱板断裂の診断に有用な所見はどれか.3 つ選べ.
a 肘屈曲力低下
b 肩外旋力低下
c 肩伸展力低下
d 棘上筋筋力低下
e インピンジメント徴候陽性
解答:b,d,e
ChatGptの解答:b,d,e
解説:a;進行して上腕二頭筋長頭腱が切れればね
問 47 64 歳の男性.2 か月前より右肩の疼痛とだるさを自覚して来院した.右肩関節 MRI 脂肪抑制 T2 強調斜位冠状断像(左)と同斜位矢状断像(中),T2 強調水平断像(右)を示す.正しいのはどれか.2 つ選べ.
a 内旋機能は低下する.
b 棘下筋の萎縮を認める.
c Hornblower’s サインは陽性である.
d 上腕近位外側の感覚障害はみられない.
e リバース型人工肩関節置換術のよい適応である.
解答:b,d
(ChatGptの解答:b,e)
解説:Hornblower’s Sign: 患者の肩を90°の屈曲と最大外旋に保ちます。 患者が自力でこの位置を保つことができない場合、棘下筋または小円筋の損傷の可能性があります。e;2024年5月現時点でそもそも適応年齢が65歳以上。去年くらいまでは70歳で引き下がったので今後適応年齢がさらに引き下がる可能性はある。
問 48 肘関節の機能解剖について誤っているのはどれか.2 つ選べ.
a 腕橈骨筋は前腕回外位で最大屈曲力をもたらす.
b 腕尺関節面は上腕骨軸に対して軽度外旋している.
c 前腕から腕橈関節への荷重負荷は前腕回旋により変化する.
d 肘関節伸展位で前腕からの荷重負荷の 40%を腕尺関節が受ける.
e 前腕回内運動では最初に方形回内筋が,次いで円回内筋が収縮する.
解答:a,b
ChatGptの解答:c,d
解説:特になし
問 49 51 歳の男性.小学 1 年時に遊具からの転落で左肘を骨折し,保存的治療を受けた.骨折癒合後も肘の変形は遺
残したが放置した.2 年前に左肘の違和感と左手指運動障害が出現した.受診時の左肘関節単純 X 線正面像,側面像を示す.骨折後遅発性合併症として正しいのはどれか.2 つ選べ.
a 円回内筋麻痺
b 長母指屈筋麻痺
c 小指虫様筋麻痺
d 上腕骨内側上顆炎
e 肘関節後外側不安定性
解答:c,e
(ChatGptの解答:a,b)
解説:上腕骨顆上骨折後の内反変形。尺骨神経障害起きやすい。
問 50 60 歳の女性.3 か月前に右手のしびれが生じ,朝方に強い.最近,小さなものをつまみにくくなってきた.下
図のような肢位を続けるとしびれが増強する.正しいのはどれか.2 つ選べ.
a 骨間筋が萎縮する.
b 示指の屈曲が障害される.
c Froment 徴候が陽性となる.
d 環指橈側の感覚障害を生じる.
e 神経伝導速度検査が補助診断に用いられる.
解答:d,e
(ChatGptの解答:a,e)
解説:手根管症候群
正答率は12/25(約48%)!!画像問題を除くと9/17(約53%)!!
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