東洋医学概論① 

近年、東洋医学が見直され、整形外科の分野でも鍼灸治療が取り入れられるようになりました。

今回は、東洋医学の概要について説明します。

東洋医学の考え方は、私たちが普段行っている西洋医学とは異なります。西洋医学が病気そのものを治療することに重点を置いているのに対し、東洋医学は人間の体を一つの器官として捉え、局所的な問題を解決するのではなく、全身のバランスの乱れを正すことに重点を置いています

そのため、東洋医学は現代医学でいう検査や診察で異常が見つからない、いわゆる”不定愁訴”の治療を得意としているといえます。

東洋医学は、「観る・問う・聞く・切る」の4つの診断法で内臓・血液・体液の病態を把握し、経絡・経穴・漢方薬を用いて病態を改善します。

目次

現代医学(西洋医学)と東洋医学の違い

現代医学は「分析的」で、個人の病態や病歴を考慮して診断下し、病気やケガを個別に治療します。

一方で、東洋医学は「統合的」と言えます。身体を気・血・津液と六腑からなる一つの器官として捉え、それらが相互に関連しあって生命全体を形成していると考えます。そのため、疾患部位に関連する他の部位への複合的な治療を行い、疾患部位を直接治療するだけでなく、身体全体のバランスを調整する治療も行います。

また、現代医学とは異なり、身体自然治癒力を高めることにも重点を置いています。

東洋医学の治療概念

東洋医学では、人体を「気」「血」「津液」、そして「六腑」からなる生命体としてとらえ、それらが相互に関連しあって生命全体を構成していると考えます。そのため、病巣に対する直接的な治療だけでなく、病巣に関連する他の部位の治療や全身のバランス調整など、複合的な治療を行います

東洋医学の治療法

東洋医学の代表的な治療法に「漢方薬」と「鍼灸」があります。

漢方とは

中国の伝統的な医学の一分野で、薬草を使用して体のバランスを回復させ、病気を治療します。病気を治療するために、さまざまなハーブの組み合わせを含む薬草療法を用います。ハーブは、エネルギーレベルを高め、陰と陽のバランスを回復させ、身体の治癒反応を刺激することができると考えられています。

鍼灸とは

鍼灸は、針や灸を使って体の経絡(ツボ)を刺激し、体のバランスを整える治療法です。経穴(ツボ)に細い鍼を刺すことで、体内の気の流れを整え、痛みを和らげたり、体のバランスを整えたりすることができます。お灸の場合は、熱やハーブを患部に当てて‘‘気‘‘の流れを促進し、自然治癒力を高めることができます。

基本理論

東洋医学では、身体の働きを説明するために、4つの基本理論があります。

陰陽説(いんようせつ)

陰陽説は、中国では早くも周の時代に生まれ、中国医学の基礎となるものです。

陰陽学説の主な考え方は、体内には陰と陽のバランスがあり、このバランスが崩れると病気や怪我が起こるというものです。身体のバランスを取り戻すためには、根本的なアンバランスを特定し、それを改善することが必要である。

五行説

五行説は漢方の基本的な考え方。漢方薬には木、火、土、金、水の5つの元素があるとするものです。これらの元素は、それぞれ身体のさまざまな部分と関連しています。例えば、木は肝臓、火は心臓、土は胃、金属は肺、水は腎臓と関連しています。この元素のバランスが崩れると、病気や怪我が起こるとする考え。

五行色体表(チャート)

五行色体表は、施術者が患者の身体バランスの崩れを確認するのに役立ちます。五行色票とは、5つの色の輪で、それぞれが中医学の要素を表しています。施術者は、この五行色票を使って、身体のバランスが崩れている部分を特定し、それに対応する治療法を選択して、バランスを戻します。

アクア・メディカルクリニックより

整体観念

人体は自然から影響を受ける存在であり、また人体内部でもさまざまな部位が影響し合って存在しているという考え方

天人合一思想では、人体のさまざまな生命現象は、天と地の間の自然現象(=大宇宙)の一環(=小宇宙)と考えられています。

まとめ

・東洋医学は、病気や怪我を治療し健康を促進するために、身体のバランスを回復することに焦点を当てた学問。

・東洋医学では、漢方薬、針灸、整体などを用いて治療を行う。

あざらし

東洋医学でも針灸治療をメインに勉強していきます。
余裕があれば漢方学も学んで行きます。

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