はじめまして、あざらしです。
今回はスポーツドクターに興味がある方向けに、スポーツドクターの資格について解説します。
まず、ざっくりスポーツドクターの資格は3つあります。
1. 日本医師会認定健康スポーツ医
2. 日本体育協会公認スポーツ医
3. 日本整形外科学会認定スポーツ医
1と2は全科で取得可能。
3は整形外科学会会員のみ取得可能。
ちなみに僕は[2.日本体育協会公認スポーツ医]の資格を取得しました。
それぞれ解説していきます。
日本医師会認定健康スポーツ医
日本医師会が運営するスポーツ医の資格。→日本医師会ホームページ
●資格取得要件↓
要約すると、健康スポーツ医学講習会(前期・後期)を受講すれば取得できます。
講習会に申し込んで参加すればよいだけ。
ちなみにほかのスポーツ医で講習会を受講していると基礎科目が免除になります。
日本体育協会公認スポーツ医
日本体育協会主催のスポーツドクター→ホームページへ
●資格取得要件&流れ
1. 医師免許取得後4年経過
2. 各都道府県またはスポーツ加盟団体より推薦を受ける
3. 基礎科目25単位と応用科目27単位を講習会で受講する
もっともハードルが高いのが、2のスポーツ加盟団体から推薦を受けなければいけない点。
各都道府県、各連盟は毎年の推薦者の人数が決まっており、順番待ちをしている方もいるようです。
僕はお世話になってる上司の伝手で、たまたまスケート連盟から推薦を受けることができました。
推薦状は簡単な自己紹介・アピール文みたいなのを書いただけで、特に面接とかもありません。
基礎科目、応用科目ともにそれぞれ丸2日間の講習を受ける必要があり、結構大変でした。
基礎・応用科目ともに受講する場合、それぞれ1年ずつ必要で、取得まで最低2年はかかります。
この資格を取得すれば、各競技大会やプロスポーツ大会で、メディカルドクターやチームドクターとして参加することができます。
将来、スポーツ分野で活躍したい場合、3つの中で一番大事な資格になります。
日本整形外科学会認定スポーツ医
こちらは整形外科学会が運営する認定スポーツ医→日本整形外科学会ホームページへ
●資格受講要件
・整形外科専門医取得済みの方
・総論25単位、各論16単位を講習を受講して修了する
こちらは整形外科専門医を取得後、講習会を受講すればいいだけ。
専門医さえ取得すれば、取得は容易。
まとめ
・スポーツドクターは講習会受講で資格取得可能。資格試験はないので、難易度は低い。
・日本体育協会のスポーツドクターがもっとも重要だが、推薦を受ける必要がありハードルが高い
・資格はただの肩書。メディカルドクターなどでスポーツ大会へ参加しつつ、自己学習していくことが大事。
以上になります。いまはコロナの影響で大会参加は出来ませんが、今後参加できればと考えています。
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