筋肉トレーニング理論②~筋力増強について~

あざらし
今回は、筋力増強の基本を解説します

 

筋力増強とは

筋力増強って、前回紹介した筋肥大と同じことじゃないのーー?

 

って思われる方もいると思います。まあ同じと言えば同じですが、厳密には

筋力Up=筋肥大 ではありません。

 

イメージでいうと下図。

あざらし
筋肥大は筋力増強の一要素ということですね

 

 

筋力に影響する要因として

①筋断面積(≠筋肥大)

②神経系による要因

③筋線維組成

④解剖学的要因

⑤関節角度

⑥心理面、ホルモンやその日の調子 など

が影響します。

 

とある研究では、筋肥大による筋力増強への寄与度は50~60%程度

トレーニングでは、この②神経活動の発達が大事になるわけです。

また、イメージトレーニングだけでも一時的な筋力Upに繋がります。

 

あざらし
確かに、ムキムキなのに見掛け倒しの人いるよね

 

神経系の発達は、繰り返しのトレーニングでシナプス経路が発達し、神経ネットワークが変化することに起因します。

トレーニングを定期的に行えば、筋肥大とともに神経系からの刺激の入力状態も強い力の発揮に適したものへと変わるってこと。

これは神経活動の適応とも言われ、主に3つの要素があります

○神経活動の適応 3要素

①運動単位の動員・・・大きな運動単位をうまく動員できる。

②運動単位の同期・・・同一筋肉に複数ある大きな運動単位を同時に収縮できる。

③神経活動の発火頻度(レートコーディング)・・・=脳内で神経活動の発火頻度が高まることで筋力Upにつながる。

 

トレーニングによる神経系の適応

またトレーニングの初期段階では筋肥大を伴わない筋力の向上が生じ、それがある程度頭打ちになったところで筋肥大とそれに伴う筋力増大がもたらされます

 

この中で「筋肥大」と「筋力増強」のどちらにフォーカスするかでトレーニング方法も変わります

最適なトレーニング方法はまた紹介します。

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