筋力トレーニング理論③~筋トレの分類~

あざらし
今回は筋トレの分類を説明するよ

 

トレーニングの分類

筋機能を向上するトレーニングにはいろんな運動が含まれますが、筋に負荷をかけるという意味で「レジスタンストレーニング(resistance training)」と総称されます。

まず、筋肉トレーニングは以下の3つに大きく分けられます。

①等尺性収縮(isometric)・・・筋の長さに変化がなくで張力を発揮する状態

②短縮性収縮(concentric)・・・筋肉が短くなりながら張力を発揮する状態

③伸張性収縮(eccentric)・・・筋肉が伸ばされながら張力を発揮する状態

①の等尺性収縮は動作をキープした状態の運動ですが、高齢者で関節が悪い人たちのトレーニングに向いています。

それ以外に筋トレにおいては③伸張性収縮を意識することが、トレーニング効果をUpさせるのに重要です。

これは短縮性動作では“サイズの原理“によって遅い筋線維から優先的に動員されるが、伸張性動作では負荷が軽くても速筋線維が選択的に動員されるためです

最近では、以前に言われていたほど筋トレとして短縮性動作と伸張性動作の間に差があるわけではないようですので、もちろん両方意識することがとても大事になります。

 

また、トレーニングとして以下の5つにも分けられます。

①等尺性トレーニング(lsometric training)

・・・筋の長さが一定の条件もとで張力発揮を行うもの

②等張力性(または等張性)トレーニング(isotonic training)

・・・バーベルやウエイトスタックなどの一定の荷重負荷のもとで筋活動を行うもの

③等速性トレーニング(isokinetic training)

・・・専用の等速性マシンを用い,筋の短縮・伸張速度を一定に保った条件下で筋活動を行うもの

④増張力性トレーニング(auXotonic training)

・・・バネやラバーバンドのような弾性体を引っ張ることにより、筋の短縮とともに張力も増大するもの

⑤プライオメトリックトレーニング(plyometric training)または伸張―短縮サイクルトレーニング(stretch shortening cycle training:SSC training)

・・・張力発揮中の筋を伸張し、すばやく切り返して短縮させることで、短縮中のパワー発揮を増強させるもの

 

また解説しますが、筋肥大か筋力増強どちらを優先するかでトレーニング方法も変わってきます。

 

 

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