皮弁形成術には、次のような種類があります。
①局所皮弁法local flap
②島状皮弁法island flap
③皮下組織茎皮弁法subcutaneous flap
④筋皮弁法myocutaneous flap
⑤遠隔皮弁法distant flap
今回は、①局所皮弁法について解説します。
局所皮弁法には①伸展皮弁法、②回転皮弁法、③横転皮弁法の3つがあります。
目次
①伸展皮弁法(advancement flap)
伸腱皮弁は、隣接の皮弁を伸展させるようにして欠損部に移勤させる方法。種類はいくつかありますが、メジャーなのは下図のadvancement法、V-Y advancement法、crown excision法。
●advancement法
●V-Y advancement法
●crown excision法
②回転皮弁法(rotation flap)
欠損部(ピンク部分)に皮弁をを回転させて無理やり埋めてくる。
皮膚に伸展性がない場合は、下図のように三角の皮膚切除(Burowの三角)を入れて皮弁を移動しやすいようにする。
欠損部が埋まりきらない場合は下図のようにback cutをいれてくる。ただし血流が悪い場所だと皮弁部が壊死するので注意。
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