整形外科専門医取得条件と更新条件~結構メンドクサイ~

今回は、整形外科専門医の取得条件と更新条件について解説。

更新条件が結構めんどくさかったので紹介します。

目次

整形外科専門医受験資格(*2023年1月現在)

日本整形外科学会認定整形外科専門医は、日本整形外科学会会員となり日本整形外科学会の認定施設での臨床研修が6年間必要になります。

つまり、初期研修終了後4年間整形外科認定施設で整形外科医として就労する必要があります。

整形外科専門医更新条件(*2023年1月現在)

まず必要となるのが① 勤務実態の自己申告② 診療実績の証明(症例100例の提出)③ 更新単位の取得

①勤務実態の自己申告は書類を記載して提出すればOK。
②はホームページ上で、経験した症例の年齢・病名・転帰を入力すればOK。これが結構メンドクサイ。
③は以下。

整形外科専門医は5年毎に更新が必要となります。更新までの5年間で更新単位50単位を取得する必要があります。

更新単位50単位の内訳は

i) 診療実績の証明:最小 5 単位、最大 10 単位

ii) 専門医共通講習:最小 3 単位、最大 10 単位(このうち 3 単位は必修講習)

iii) 整形外科領域講習最小 20 単位

iv) 学術業績・診療以外の活動実績 :最小 0 単位、最大 10 単位

具体的に解説していきます。

i) 診療実績の証明
「②診療実績の証明」で症例100例登録することで、必然的に5単位もらえます。症例登録は必須事項なので、めんどくさいですが避けて通れません。これさえやっておけば、この項目は満たしますので頑張りましょう。

ii) 専門医共通講習
学会に出席して専門医共通講習を受ければOK。
具体的には、専門医単位の必須分野14を受講する必要があります。
3単位は必修講習となっているのは必須分野14-1、2、3をそれぞれ最低1単位取得しなければならないということです。

iii) 整形外科領域講習
学会に参加して単位を取得します。
注意点は必須分野1~14をそれぞれ最低1単位は取得しなければなりません

iv) 学術業績・診療以外の活動実績
学会出席で2単位、学会発表で1単位付与されます。申請しなくても構いませんが、どうせ学会に1回は参加することになりますので申請しましょう。


あざらし

頑張れば1年で更新条件は満たしますが、結構めんどくさいよね。

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