【AI】ChatGPTでドクター用GPTsを作成中という話

1.まずGPTSとは

GPTSとは、「Generative Pre-trained Textbook System」の略で、ChatGPTの技術を活用して特定の分野に特化した知識システムです。

GPTSは、教科書や論文といったデータを登録することができ、ウェブ上やChatGPTに登録されていないデータを読み込ませることで、自分オリジナルのChatGPTを作ることができるとも言えます。

2.作り方

GPTSを作成するのは簡単で、まずChatGPTの「マイGPT」を開き「GPTを作成する」をクリック。

次に、左型の作成画面でいろいろ仕様情報を登録していった後にPDFファイルを添付していきます。

2024年10月時点では添付ファイルの上限は512MBなので、分厚い教科書はPDFファイルを分割して登録する必要があります。

過去に教科書を裁断してPDF化したものを登録していくわけですが、手持ちの教科書をすべて登録しました。

3.登録した教科書

登録した整形外科の教科書は以下↓。

研修医のための整形外科診療これだけは!​
脊椎脊髄ハンドブック
骨折 髄内固定治療マイスター
標準整形外科学 第13版 別冊付録
小児四肢骨折治療の実際
軟部組織損傷・障害の病態とリハビリテーション-組織特性に基づくアプローチ法の構築
骨折-プレート治療マイスター
膝の外科 (NEW MOOK整形外科)
骨折の治療とリハビリテーション-ゴールへの至適アプローチ
整形外科医のための手術解剖学図説
整形外科卒後研修Q&A(改訂第7版):問題編/解説編
整形外科レジデントマニュアル 第2版
新版 第2版 整形外科 カンファレンス必携
図解四肢と脊椎の診かた
整形外科サージカルアプローチ
小児整形外科テキスト
骨折・脱臼

整形外科の三種の神器ともいえる「AO法骨折治療」「標準整形外科」「今日の整形外科治療指針」はもちろんの事、「骨折脱臼」「小児骨折治療の実際」「整形外科卒後研修Q&A」も入っているので知識としては十分ですね。

4.完成したら

このGPTSが出来上がれば、教科書の内容+ウェブ情報の知識をChatGPTに問いかけるだけで答えてくれます。

専門医試験の勉強や日々の診療でわからないことなどを瞬時に解答してくれるので便利ですよね。

データの読み込み機能がまだ発達していませんので、当分の間は教科書の内容をしっかり反映してくれないといったことがおこるでしょうが、システムの進化とともに自動的にデータ認識機能も上がっていくのでGPTSの機能も上がります。

5.完成したら来年の専門医試験を解いてみたい

GPTSが完成した暁には、実際に来年の整形外科専門医試験をGPTSを使って解いてみたいですね。

予想以上にAIの進歩が速いので、おそらく2025年の整形外科専門医試験は正答率70%は間違いなくいくでしょうね。

登録したPDFデータの画像認識まで出来ればかなり完成度も高くなるのですが、そこまでのシステム認識機能にはなっていないので、今後の進展に期待です。

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