筋肉トレーニング理論①~筋肥大のメカニズム・筋肥大を生じる刺激について~

みなさん、定期的な筋肉トレーニングを行ってますか?

筋トレにはさまざまなメリットがあります。

 

筋トレの目的は大きく2つ。

①筋肥大=筋肉を大きくする

②筋力増強=筋力を強くする

 

ですが

あざらし
今回は、①筋肥大のメカニズムを紹介するよ
目次

筋肥大のメカニズム

まず、筋肉は筋線維という線維の束で構成されてます。

筋肉は常に合成と分解を繰り返しており、筋蛋白の合成と分解のバランスが合成に傾くことで筋蛋白量が増加して筋線維が肥大します。

 

筋蛋白合成には、インスリン様成長因子・ホスファジン酸などが関与し、mTORが活性化されます。

mTORが関与して筋蛋白量が増加しますが、細かいことは省きます。

 

筋肥大に伴って筋線維数は基本は変化せず(まれに増殖するみたいですが)、筋線維の肥大が生じて筋肉が肥大

また筋線維が肥大する際は、筋核数が増加

 

この筋核数増加に一役かっているのが、筋衛星細胞です。

筋衛星細胞は、筋線維を包む基底膜と形質膜の間に存在します。筋損傷の再生時に働く細胞です。

(細かい事ですが、筋核は自身で分裂するのではなく、筋衛星細胞に由来するようです)

筋衛星細胞が既存の筋線維に癒合して筋線維を肥大させます。

 

あざらし
この筋衛星細胞も活性化させることで、筋肥大につながっていくんですね。

 

ちょっと難しくなったので、まとめるとこんな感じ

筋肥大を生じる刺激

筋トレのような機械的な刺激はもちろん、温熱刺激などでも筋肥大を生じます

このような刺激で筋肉内にHSPs(Heat shock proteins)と呼ばれるストレス蛋白の発現を誘導します。

これは、運動や温熱刺激以外でも誘導されるようです。

筋トレは一過性の虚血に伴う酸化ストレスも加わりますからね。(↓イメージ)

 

見方を変えると、運動といっても機械的なストレスだけでなく、酸化ストレスや虚血、熱刺激なども加わって総合的な刺激が筋肉に伝わってます

あざらし
筋トレと一言でいっても、筋肉に対していろんな刺激がかかるんだね

 

ちなみに温熱療法は、筋肥大効果がない軽運動でも組み合わせることで筋肥大が起こるとされてます。

健常人でも筋トレ前にお風呂に入って暖まれば、筋トレ効果もUpするかもしれません。

 

 

次回は、筋力増強について紹介します。

 

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